第28回 安全大会
労働災害撲滅へ 第28回安全大会開く
建設業労働災害防止協会静岡県支部三島分会(小野徹分会長)、一般社団法人三島建設業協会(小野徹会長)、三島地区建設事業協同組合(小野徹理事長)、三島市建設事業協同組合(山本良一理事長)は6月23日、4団体共催による第28回安全大会を三建大会議室で開催した。
当日は、会員事業所から約120人が参加し、安全意識の高揚を図った。
冒頭あいさつに立った小野分会長は「改正品確法では適正な工期設定をすることが明記されたが、これは建設業界の長年の悲願であり、安全作業には欠かせない重要事項だ。しかし適正な工期が設定された後も事故が減らなければ、内部努力が足りないと言える。安全大会は、無事故を誓い合う場として捉え、一層の意識の高揚を期待する」と呼び掛けた。
また、当日は来賓として、三島労働基準監督署の清家宏造署長、同第二方面町田真主任監督官、沼津土木事務所の石塚基一郎所長、同山田義久検査監、熱海土木事務所の森田尚孝所長、同萩原範將検査監が出席された。
来賓あいさつでは、三島労働基準監督署の清家宏造署長は、「自社の安全管理の実態を再点検し、災害発生のリスクを軽減させる取り組みを進めてほしい」と呼び掛けた。
沼津土木事務所の石塚基一郎と熱海土木事務所の森田尚孝所長は、「品確法に基づき、発注者責任を十分踏まえた工事の発注等を推進して参りますが皆様方においても、安全対策等受注者責任を果たしていただくとともに、この大会を契機に一層の安全意識の、高揚をお願いしたい」と呼び掛けた。
この後、三島労働基準監督署の町田真第二方面主任監督官が特別講演『建設現場における安全衛生管理について』において建設業労働災害の実態、及び7月1日から施工される労働安全衛生規則により足場からの墜落防止のための措置が強化される改正内容について述べた。
参加者は、直前に迫った制度改正等を熱心に聞き入っていた。