第2回 役員会
足立敏之氏の推薦決定
三島建設業協会(小野徹会長)は10月13日、協会中会議室で第2回役員会を開催した。
冒頭あいさつに立った小野会長は、最近の台風は昔と様子が変化し、台風の進路から外れた地域でも大きな被害をもたらしている。また、前線の長期停滞に伴う局地的被害をもたらした広島の土砂崩れや鬼怒川の氾濫などは、時間雨量が100ミリを超える豪雨だった。また、日本においても竜巻が頻発するようになり、こうした災害への対処も課題である。
皆様方には、台風のたびに待機、現場出動をお願いしており、大変に感謝している。
次に地域間競争についてだが、3月14日に東京と金沢を結ぶ新幹線が開業し、北陸は予想通り大混雑、圏央道も開通し世界遺産の富岡製糸場などにも簡単にいけるようになった。一方県内も4月には韮山反射炉が世界遺産に登録され、伊豆ジオパークもいずれ世界に認定されると思われる。しかし内容が違い、他の地域は新幹線や高速道路の開通等でインフラが整備され、お客を呼び込んでいるが、伊豆地域は交通ネットワークが未整備で、本来的には交通手段の整備が先決である。
インフラ関連では、この9月に政府が第2次社会資本整備重点計画を閣議決定したが、従来「費用対効果」から「ストック効果」の高いところに、選択と集中へと概念が変化していることは、伊豆半島という「島嶼部」で「費用対効果」の面では大きなハンデを背負っているこの地域にとって、実に喜ばしいことだ。
三建でも人材確保の一環として8月20日に親子現場見学会を開催し、多数の方に参加していただき、三建だより10月号に作文を掲載したが、参加者からは大変喜ばれた。こうした事業が将来の人材確保に繋がるものと考える。
また、中央の動向について、日建連は労働者の就業履歴、資格等を現場毎に管理する仕組みを考えているようだが、中小建設業での対応はなかなか難しい面があるので、動向を注視していきたいと述べた。
議事では、(1)三建ホームページのリニューアル化、 (2)職員就業規則等の改正、 (3)参議院議員比例区に立候補予定の足立敏之氏の推薦、 (4)協会事務所の防犯・防火対策などが審議され、それぞれ原案通り可決された。