一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

平成29年度　足場の組立て作業主任者技能講習会

　三建安全委員会（森田崇委員長）は建設業労働災害防止協会静岡県支部三島分会に協力し、7月12日・13日の二日間「足場の組立等作業主任者技能講習」を開催し、63人が受講した。
　冒頭、三島建設業協会の遠藤幸久専務理事が、「建設産業を巡る環境について、高齢化、また、人口減少社会において、建設現場で働く技能労働者が今後10年間で3分の1が離職すると予想され、急激な減少は深刻な問題となる。建設産業の改革を進める策として、改正品確法による工期の平準化、週休2日制の導入、適正利潤の確保による安定経営、若者や女性の就業促進を図るため働き方改革、ＩＣＴを活用した生産性の向上等が急務となっている。また、県内の労働災害の発生状況について触れた上で、現場の指導者として、事故の防止に万全を期していただきたい」と呼び掛けた。
　当日は、三島建設業協会安全委員会の山下照由、濱田博道、青木代司男、石井宏和及び大川光浩が講師を務め、作業主任者の役割や足場の種類、安全対策、使用工具、災害発生時における措置の内容、労働安全衛生法をはじめとする関係法令など特に建設業における労働災害では高所などからの墜落・転落による死亡事故が依然として発生する憂慮すべき状況があり、受講生は緊張感をもって真剣に講義を受講した。