平成29年度　農林土木技術研修会

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　三島建設業協会土木・災害対策委員会（土屋龍太郎委員長）と静岡県土木施工管理技士会三島地区（佐野茂樹地区長）は8月21日、三建大会議室で静岡県東部農林事務所幹部を招いて平成29年度農林土木技術研修会を開き、79人が出席した。
冒頭であいさつに立った土屋委員長は「昨年、北海道を襲った台風豪雨災害では耕作土が膨大に流失し、建設業者が復旧に大きな役割を果たし、他の災害についても建設業者が役割を担っている。しかし、公共事業は総量減少、供給過剰の傾向が続いている。そのような中『建設トップランナー倶楽部』という夢を持って新事業に挑戦する建設経営者の集まりがあり、地域の雇用と社会基盤を守るため業種の壁を越えて地域産業を興そうと建設業の複業化を推進している。我々建設業者は業種を越えた複業化の動向を見守りつつ、地域の皆様の安全・安心を守り、地域経済の活性化に向けて頑張っていこう」と呼び掛けた。
　研修会では静岡県東部農林事務所農地整備課の石川裕之課長が、「東部農林管内の農業農村整備」と題し講演、農林事業の概要について述べられた。また村越紳人検査監は、「農林土木工事における労働安全の取組」として平成29年建設工事事故防止重点対策等について講演、石川幸志検査監は「農林土木工事における工事事故の発生原因と再発防止策」と題し工事事故の事例を挙げ講演を行った。
　技術発表は、山本建設の中山裕之氏が「平成27年度県単企業誘致促進農業基盤整備東部地区農道1工事」について発表を行った。
　閉会のあいさつでは佐野地区長が、「本日は、農業土木とは何か、災害防止策、事故実例等、中身の濃い研修会であったので、会社でのフィードバック、また、今後の仕事への活用をお願いしたい」と述べ研修会を閉じた。