R1 熱海土木事務所優良建設工事表彰式
三建会員から3社3個人受賞
静岡県熱海土木事務所(岩﨑泰克所長)の令和元年度優良建設工事表彰式及び建設工事安全管理等研修会が8月23日、熱海市内で開かれ、三建会員から3社3個人が表彰された。
冒頭、岩﨑所長は、「本年度は81件の中から厳正な審査の結果、特に優秀な工事として8件を表彰させていただく。受賞された皆様、工事に携わられた関係者の皆様に心からお祝い申し上げる」と祝辞を述べた。
来賓として出席した三島建設業協会の小野会長は、受賞者を祝福し、熱海土木事務所職員に感謝の言葉を述べた後、オリンピック開催まで1年を切った。本日の表彰にもオリンピック関連工事が含まれ、私ども建設業界もオリンピックに貢献していると考える。ただ、先日の気温を見てみると東京で34度、三島で34度、網代でも33度ということで、こんな暑さの中で選手は大丈夫だろうかと心配になる。また、それは他人事ではなく、私たち建設業界もこうした暑さの中で「熱中症」にならないように、また十分ではない工期の中で仕事を進めていかなければならない。冬の極寒の中でもそれぞれの役目を果たしていかなければならない。そして、その仕事場というと「ジオパーク」に認定されるほど、脆い地形、地質で、去年の台風のように風向きが変わればテトラポットを動かすような過酷な現場である。
昨日、熱闘の高校野球の全国大会が終わったばかりで、球児たちが白球を追って、「勝って涙、負けて涙」のひたむきな姿が心を打った。我が業界をひたむきに牽引する皆様も私たちに素晴らしい作品を残すことによって、またその働く姿勢によって大きな感動を与えてくれている。今日の表彰はそうした大きな感動を与えていただいた皆様への感謝の印だと思う。これからも他の業者、技術者の模範として、さらに研鑽を重ねられるよう祈念している」と述べた。
受賞者を代表して、青木建設の佐野茂樹社長が謝辞を述べ、「表彰を受けた3社5名はそれぞれの職域において、長年にわたり地域に少しでも貢献しようという思いで建設業に従事してきた。本日このような栄誉に浴したことは関係者皆様のご理解ご協力の賜物。今後なお一層地域建設業の発展のために努力していく」と話した。
表彰式後の研修会では、三島労働基準監督署の鈴木祐介第二方面主任監督官が「建設工事における災害防止について」、県交通基盤部工事検査課の平野為久検査監が「建設工事の安全対策等について」と題し講演。続いて「地域貢献部門」で県交通基盤部長表彰に輝いた川口組の井上誠主任技術者が受賞事例を発表した。
受賞者は次の通り(敬称略)
三建会員(3社3個人)
▽優良工事部門
青木建設
▽安全工事部門
堀口組
▽地域貢献部門
斉藤組
▽優良技術者部門
岩澤大輔(斉藤組)、高柳浩(斉藤組)、宇野久夫(斉藤組)