R1 第2回役員会
東部農林幹部との懇談会開催決定を報告
三島建設業協会(小野徹会長)は10月3日、協会中会議室で第2回役員会を開催し、静岡県東部農林事務所幹部と働き方改革について11月に懇談を行うことが報告された。
冒頭、あいさつに立った小野会長は日頃からの協会活動の協力に感謝した後、ラグビーワールドカップに触れ、ラグビーの用語として「One for all,All for one」という言葉がある。これは、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と訳されているが、本当の意味は、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」いう事だそうで、ここでいう目的は、ラグビーでいうとトライだそうである。
この言葉は、「all」を「協会」に置き換えても、意味が通じる。各社は、それぞれ協会の為に、それぞれの立場で、役員として、委員会委員として、会員として尽力する。協会は小さな会社としてはできなかった大きな目的である建設業の為、地域の為に力を結集してパワーを発揮し、また、各々の会社に対しても、大きな力でバックアップしていくという事である。
大いなる目的の為に、全会員が、しっかりと役割を果たしながら、また、全会員が、協会のパワーを利用していただければと考えている。「One for all,All for one」、これからも協会をよろしくお願いしたい、と話した。
次に一昨年からの地震、台風、豪雨等大きな災害に触れた後、インフラ整備の水準について述べ、時間50ミリに耐えられる河川を整備しているが、地球温暖化による異常気象がどんどん進み、今や100ミリの豪雨も発生しているのであるから、河川も保たないわけである。
こうしたことを受けて、3年間で7兆円という「国土強靭化3カ年緊急対策予算」が、平成30年度の第2次補正予算からついた。我々からすると、大変ありがたい、的を得た措置とは思うものの、これは本当の意味の「国土強靭化」対策ではなく、令和元年10月からの消費税10%に対する不況対策ともみられている。その証拠に、「国民の生命と財産を守る」というこれだけ大事な予算であるのに、当初予算からは除外されていると話した。
また、9月18日の沼津土木事務所幹部との意見交換の報告では、原所長の意見として①7月に土木事務所の所長会があり、その前に協会との意見交換会ができれば、その内容を所長会にぶつけることができる。この意見交換会はできれば、もっと早く開催していただきたい②監督員がもっと足しげく現場に出られれば、現場とのコミュニケーションも進むが、発注者も人出不足③業界との、相互のコミュニケーションを高めるため、話しやすい環境をつくることが大切と紹介し、これを受けて、10月1日号の「三建だより」の見出しは、「意思疎通こそ、相互理解の要」としたと話した。
議事では、議案1の就業規則の改正について原案通り承認した。また、報告事項として、①静岡県建設業協会会館市街地再開発事業②創立70周年記念事業中間報告③東部農林事務所幹部との懇談会予定④令和元年度第1回業務執行状況などが報告された。