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R4 第1回役員会

 三島建設業協会(小野徹会長)は5月16日、熱海市内で令和4年度第1回役員会を開き、総会上程議案等について審議した。
 冒頭あいさつに立った小野会長は、建設業界を取り巻く最近の情勢について「令和4年度・県の入札契約制度が公表され、「遠隔臨場」対象工事の拡大が示された。「遠隔臨場」は、国交省も4月以降の工事には全面的に導入するとのことで、歓迎したい。なお、「遠隔臨場」が進めば、簡易な変更等の承認も現実味を帯びてきて、「働き方改革」にも大きなインパクトを与えるのではないかと期待している。
 1月27日に開催予定だった県の建築関係部局との意見交換会は、コロナ禍により開催できなかったが、大きな前進があった。まず、「遠隔臨場」は、これまで「効果が見込める建築工事」が対象であったが、3月24日付け通知で「全ての建築工事」に適用することになった。土木工事と同様に、「遠隔臨場」の適用で「中間検査」等が可能となったことから、待ち時間なく検査体制がとれるようになるものと期待している。
 さらに、設計書が「参考資料」扱いになっている点については、3月25日付け通知で「入札時積算数量書活用方式」を試行することとなった。「積算根拠」とすることで、これが「試行」ではなく、一日も早く国並みの「本格適用」になることを期待するが、これから「スライド条項」が適用されることが目に見えているので、大変力強い進展があったと思う。
 「静岡県盛土等の規制に関する条例」については、条例の趣旨には賛同するとしても、これが受注者側の過度の負担とならぬようにしていかなければならない。県は関係者の理解促進のため、現場の意見を反映させた「QA集」の作成を進めており、意見・質問等をお寄せいただきたい。
 本日は令和3年度の事業報告・決算報告等を慎重かつ迅速に審議をしていただき、建設的な意見をお願いしたい、と述べた。
 議事では、建災防三島分会、三島地区協組及び三建から上程された予算・決算報告等について個々に審議。いずれも原案通り承認可決し、総会への上程を決めた。

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