一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

i-Construction技術研修会を開催－技士会三島地区－

ICT建機による整地・掘削など見学

　静岡県土木施工管理技士会三島地区（佐野茂樹地区長）と三島建設業協会土木・災害対策委員会（土屋龍太郎委員長）は4月22日、三島・伊豆の国市内で技術研修会を開催した。
　研修会には主催団体の会員企業に加えて国土交通省沼津河川国道事務所や静岡県沼津土木事務所の職員ら総勢70名が参加した。
　冒頭あいさつに立った佐野地区長は「県内初であろうi-Constructionに関する研修会を有意義なものとしてほしい」と延べた。

　研修では、コマツレンタル中部営業部の町文雄部長が「国土交通省新発注方式i-Construction」と「コマツスマートコンストラクション」について解説。町部長は「国土交通省が打ちだしたi-Constructionは、建設業界が抱える最大の課題である労働者不足の解消が目的であるが、機械化だけでは労働者不足の解消には繋がらないと考え、メーカーであるコマツが、測量・設計・施工・検査にいたる全てのプロセスに関与するシステムとして『コマツスマートコンストラクション』の事業を立ち上げた」と話した上で、ICT土工用の新たな積算基準や3次元データによる出来方管理、ICT活用工事の発注方式について説明するなどした。
　また、山本建設土木部の山田哲也係長が、同社で施工中の北江間太陽光発電所造成工事」（伊豆の国市北江間）の情報化施工について講義した後現場を視察。ドローンによる測量やICT機械による整地・掘削の現場を見学した。