一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

平成28年度　農林土木技術研修会

　三島建設業協会土木・災害対策委員会（土屋龍太郎委員長）と静岡県土木施工管理技士会三島地区（佐野茂樹地区長）は8月24日、三建大会議室で静岡県東部農林事務所と平成28年度農林土木技術研修会を開き、73人が出席した。
　冒頭であいさつに立った土屋委員長は「建設産業を取り巻く環境は厳しい時代が続いたが、担い手三法の改正により、流れがいい方向に若干ではあるが変わってきた。工事施工においては社会や発注者の期待応えるよう、品質の高い仕事が、表彰につながっていくこととなる。ついては、技術、技能の研鑚等に励むことが重要であるので、工事は安全に安く早く良いものを造り、これが評価され、表彰を受け、次の仕事に繋がり、経営の安定に資することの循環型を目指すものである」と述べた。

　研修会では、県東部農林事務所農地整備課の井上等史課長が「東部農林管内の農業農村整備」、治山課田代俊彦林地保全班長が「熊本地震の山地災害復旧に係る派遣報告」、石川裕之検査監が「農林土木工事の安全管理その1」・Ｈ28建設工事事故防止重点対策・足場からの墜落防止対策の強化・斜面崩落による労働災害防止対策、植椙正貴検査監が「農林土木工事の安全管理その2」・現場における安全管理（安全パトロール指摘から）・工事事故の事例からについて講演。
　事例発表として㈱高島（伊豆市）の高島勉氏から「平成２６年度治山（復旧）案内道工事」の技術発表が行われた。閉会のあいさつでは佐野地区長が、「事故実例等中身の濃い研修会であったので、会社でのフィードバック、また、今後の仕事への活用をお願いしたい」と述べた。